保有株がストップ安寸前でも、わりと平然としていられた理由

サイドFIRE設計図
皆さんは、保有株がストップ安になりそうなほど下がったら、どうしますか?

・慌てて売りますか?
・ナンピンしますか?
・それとも、見なかったことにしますか?

朝、スマホを開いて評価額を見た瞬間、心臓が一瞬止まるような、あの感覚。

今日は、実際に私が“ストップ安寸前”を経験したときの話と、そのとき取った行動、そして今振り返って思うことを書きます。

起きたこと

あの日の朝、たまたま年休を取っていて会社を休んでいました。

眠気を覚ますためコーヒーを淹れ、何気なく証券アプリを開く。
そして、評価額を見た瞬間、思考が止まりました。

保有株が −13%。
前日比マイナス約7万円。

板を見ると、売り注文がずらりと並んでいます。

「あ、これストップ安いくかも…」

正直に言うと、一瞬だけ思いました。

「終わったかも」

頭の中でぐるぐる回る言葉。

・もっと早く売るべきだった?
・ナンピンすべき?
・このまま含み損が拡大したらどうしよう

SNSを開けば、不安を煽る投稿が流れてきます。

“材料出尽くし”
“下方修正懸念”
“地合い最悪”

不安は、伝染します。

でも、不思議とパニックにはなりませんでした。

動悸は少し早くなりましたが、指は売却ボタンに向かいませんでした。

なぜか。

今振り返ると、理由は明確です。

売買ルールを決めていたからです。

それでも売らなかった理由

1. 事前に決めていた「売却ルール」

僕は、購入時にルールを決めていました。

・業績が崩れたら売る
・配当方針が大きく変わったら売る
・自分の投資ストーリーが崩れたら売る

逆に言えば、

「株価が下がったら売る」というルールはありません。

価格ではなく、前提で判断する。

これを事前に決めていたことが大きかった。

株価は毎日動きます。

でも、企業の価値は1日で激変しません。

その日の下落は、

・市場全体のリスクオフ
・短期資金の売り
・地合いの悪化

が主な要因でした。

決算の内容は大きく変わっていませんでしたし、事業の競争優位も崩れていませんでした。

株価は下がった。

でも、企業は変わっていない。

この切り分けができたことが、冷静さを保てた理由です。


2. 生活資金とは完全に分けている

これが一番大きいかもしれません。

投資資金と生活資金は完全に分けています。

生活費6か月分の現金は確保。
教育費も別管理。

だから、

「下がったら生活が苦しくなる」

という恐怖がありません。

もし生活費まで突っ込んでいたら、間違いなく冷静ではいられなかったと思います。

暴落に耐えられるかどうかは、銘柄よりも資金管理で決まります。


3. 入金力があるという安心感

もう一つあります。

本業の収入です。

毎月、一定額を積み立てられる。

下がれば、安く買える。

そう思える余裕がありました。

投資はメンタルゲームだと言われますが、メンタルの強さは性格ではなく「資金余力」から生まれます。

収入が安定していると、相場の揺れに振り回されにくくなります。

今振り返って思うこと

暴落より怖いのは「感情」

相場が下がること自体は、避けられません。

でも、そのときの自分の感情に飲まれることは防げます。

暴落そのものよりも怖いのは、

・焦り
・後悔
・恐怖
・「今すぐ何かしなきゃ」という衝動

こちらの方です。

衝動で売った銘柄が、その後大きく反発した経験は誰にでもあるはずです。

価格の上下よりも、感情の波の方が資産を削ります。


初心者ほどルールが武器になる

経験が浅いほど、「なんとなく」で売買してしまいます。

なんとなく上がりそう。
なんとなく不安。

でも、なんとなくで入ったポジションは、暴落時に耐えられません。

だからこそ、

・なぜ買ったのか
・どんな未来を期待しているのか
・何が起きたら撤退するのか

これを“平常時”に決めておく。

暴落時に考えてはいけません。

感情が荒れているときに、正しい判断はほぼできません。


値動きはノイズだと理解する

僕は配当を積み上げる投資をしています。

1日の値動きは、その長いストーリーの中のノイズにすぎません。

短期チャートに振り回されると、本来の目的を見失います。

目的は「今日勝つこと」ではなく、「長期で資産を増やすこと」です。

時間軸を伸ばすと、多くの下落は小さな揺れに見えてきます。

まとめ|平然としていられた本当の理由

僕が平然としていられた理由は、メンタルが強いからではありません。

才能でも、経験値でもありません。

事前に決めていただけです。

・投資の目的
・売却ルール
・資金管理

この3つがあったから、感情に飲まれずに済みました。

相場が荒れるとき、人は自分の器以上のリスクを取っていたことに気づきます。

器を広げる方法は一つ。

ルールと余裕を持つことです。

もし、あなたの保有株が今、大きく下がっているなら、

まずは深呼吸してください。

そして、自分に問いかけてみてください。

「前提は崩れたか?」

株価ではなく、前提で判断する。

それが、ストップ安寸前でも平然としていられる一番の近道です。

相場はまた揺れます。

でも、準備している人は揺れません。

次に読みたい記事:今回の暴落は本当に暴落?過去の下落と比べてみた

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