「NISAを始めよう!」と思い立って銀行の窓口へ行った私。担当者に勧められるまま口座を開設して積み立てを始めました。でも2年後に残高を確認したら、増えていたのはたった1,000円ちょっと。「NISA始めれば増えるって聞いてたのに、なんで?」と困惑しました。
この記事では「銀行NISAで失敗した理由」と「証券会社へ移管した後の変化」をリアルにお伝えします。これからNISAを始める方や、今の口座に疑問を感じている方にぜひ読んでいただきたい内容です。
こんな人に読んでほしい
- 銀行でNISAを始めたが思ったより増えていない方
- 銀行と証券会社のNISAの違いを知りたい方
- 証券会社への移管方法を知りたい方
この記事でわかること
- 銀行NISAで2年間ほぼ増えなかった本当の理由
- 銀行と証券会社でできることの違い
- 証券会社への移管手続きの流れ
①2年で+1,000円しか増えなかった本当の理由
結論から言うと、銀行で勧められたのは「アクティブファンド」でした。アクティブファンドとは、ファンドマネージャーが銘柄を選別して運用する投資信託で、コスト(信託報酬)が年率1〜2%程度と高いことが特徴です。
2年間の市場全体の上昇分をコストが食い潰し、さらにファンドのパフォーマンスも市場平均を下回っていたため、手元にほとんど増加分が残りませんでした。「NISAで非課税のはずなのにほとんど増えない」という状況の多くは、高コストのファンドを選ばされていることが原因です。
②銀行と証券会社でできることの違い
取扱商品の違い
銀行のNISAで購入できるのは「投資信託のみ」です。しかも取扱数が少なく、低コストのインデックスファンドが揃っていないことが多い。一方、SBI証券や楽天証券などのネット証券では、インデックスファンド・ETF・個別株・REITなど幅広い商品を購入でき、信託報酬0.1%以下のファンドも選べます。
コストの違い
信託報酬1.5%のアクティブファンドと、信託報酬0.1%のインデックスファンドでは、20年後に大きな差が生まれます。100万円を20年運用した場合の信託報酬コストの差だけで、数十万円の差になることがあります。低コストファンドを選べる証券会社の優位性は明確です。
使い勝手の違い
ネット証券はスマホアプリが充実しており、積み立て設定・残高確認・銘柄変更が24時間いつでもできます。銀行窓口での手続きは時間がかかり、営業時間内に来店が必要なことも多いです。
③証券会社への移管手続きの流れ
銀行のNISA口座から証券会社へ移管する手続きは、主に以下の流れになります。
- Step1:移管先の証券会社でNISA口座を開設申請する
- Step2:現在の銀行NISA口座の「廃止手続き」を申請する(金融機関変更手続き)
- Step3:銀行から「勘定廃止通知書」が届く(2〜3週間)
- Step4:証券会社に「勘定廃止通知書」を提出してNISA口座を有効化する
- Step5:翌年から新しい証券会社でNISAを利用開始
注意点として、現在保有しているNISA口座内の商品はそのままでは移管できません(課税口座か解約のどちらかを選ぶ必要があります)。移管手続きは同年内は1回のみ可能です。
よくある質問
Q1. 証券会社はどこがおすすめですか?
SBI証券・楽天証券・マネックス証券が3大ネット証券と言われています。取扱商品数・手数料・使いやすさのバランスでは、SBI証券か楽天証券が初心者には使いやすいでしょう。楽天ユーザーは楽天証券、それ以外はSBI証券が選ばれることが多いです。
Q2. 移管中はNISAを使えない期間がありますか?
金融機関変更手続き中は新たな投資ができません。移管手続きは早めに行い、翌年からスムーズに新しい証券会社でスタートできるよう準備することをおすすめします。
Q3. 銀行NISAで買った投資信託はどうすればいいですか?
含み益が出ている場合は、NISA口座内で非課税のうちに売却してから移管するか、課税口座に移して保有継続するかを選びます。含み損の場合はNISAの損失は非課税口座内で完結するため損益通算できない点に注意が必要です。
まとめ:NISAは「どこで」「何を」買うかで結果が大きく変わる
NISAは非課税という制度自体は素晴らしいですが、高コストのファンドを選ぶと恩恵が薄れます。低コストのインデックスファンドを、使いやすいネット証券で積み立てることが、NISA活用の基本です。
- ✅ 銀行NISAで増えない原因は高コストファンドの可能性が高い
- ✅ ネット証券なら低コストインデックスファンドを選べる
- ✅ 金融機関変更手続きは翌年からの移管が基本
- ✅ 信託報酬0.1%以下のファンドを選ぶことがコスト最適化の基本
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※本記事は筆者の個人的な体験・見解に基づくものです。投資判断はご自身の責任で行ってください。


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