株式投資を始めたものの、最初の3年ほどは資産がほとんど増えませんでした。
むしろ「こんなに時間を使っているのに、なぜ増えないんだろう」と焦り、株式投資をやめようかと本気で悩んだこともあります。
それもそのはず、その原因ははっきりしています。
「投資」と「資産形成」は別物で完全に勘違いしていました。
この記事では、2児の父である私(当時は独身)が、
なぜ相場に振り回され続けたのか
投資をしているのになぜ資産が増えなかったのか
その失敗を、できるだけ正直に書きたいと思います。
投資の始まり
社会人になり、入社して2年目の頃だったと思います。
ある日、46歳の中途入社の方が同じ部署に配属されてきました。課内で私が一番若かったため、雑務等教えることが多く、休憩時間や仕事中に良く雑談するようになってきました。
ある日、突然こう聞かれました。
「投資、やってる?」
当時の私は、心の中でこう思いました。
投資?ああ、あれでしょ。
金持ちがさらに金持ちになるやつ。
私にとってお金とは、「働いて稼ぐもの」でした。それ以外の選択肢なんて、1ミリも考えたことがありませんでした。
ところがその人は、さらっと言いました。
「今は誰でも、少額からできる“お金の増やし方”だよ」
(※会話はだいぶ端折っています)
この一言が、私の投資人生の始まりでした。
そう、その人こそ、私に株式投資を教えてくれた張本人なのです。
知識は増えたが増えない資産
とはいえ、当時の私はお金がありませんでした。
投資に回せる資金は、いわば雀の涙。
感覚としては「資産形成」なんて立派なものではなく、「お小遣い稼ぎにトレードしてみようかな」くらいの気持ちでした。
それでも相場は気になります。
- 仕事中にこっそりスマホで株価をチェック
- 評価額が気になって何度もアプリを開く
- 今売るべきか、損切りすべきか悩む
これをほぼ毎日のように繰り返していました。
結果はどうだったか。
大きく増えることもなければ、大きく減ることもない。
時間と神経だけがすり減っていきました。
今になって思います。
もしあの時、本気で「資産形成」という視点で考えていたら
今ごろどうなっていただろう、と。
なぜ真面目に考えなかったのか
では、なぜ私は真剣に資産形成を考えなかったのか。
理由はシンプルです。
子どもの頃から染みついた価値観に縛られていたからです。
子どもの頃、我が家は裕福ではありませんでした。
テレビゲームは誕生日でもなかなか買ってもらえない。
当然、親の口から「投資」なんて言葉が出てくるはずもありません。
そんな環境で育った私は、
「大人になったらサラリーマンとして働く」
それが当たり前で、疑う余地すらありませんでした。
目標は「大企業に就職すること」で止まっていました。
投資の知識を少しかじっても、それが人生に与えるインパクトの大きさまでは想像できていなかったのです。
勘違いしていた“資産形成”
当時の私は、こう思っていました。
- 元手が少なければ、どうせ増えない
- 投資は短期で売買して利益を出すもの
- 資産形成はお金持ちになってから考えるもの
今思えば、すべて逆でした。
本来の資産形成とは、
- 収入の一部を投資に回す
- 長期で運用する
- 増えたお金を再投資する
この地道な積み上げです。
いわゆる「複利」の力です。
私は頭では理解しているつもりでした。
しかし本気では信じていませんでした。
「働かずに資産からの収入で生活する」
そんな世界線は、現実味がなかったのです。
それでも無駄ではなかった
とはいえ、あの遠回りが完全に無駄だったとは思いません。
実際にトレードをした経験。
相場に振り回されて消耗した経験。
資産が増えない焦りを味わった経験。
これらがあったからこそ、
- 毎日相場を見ない
- 短期で一喜一憂しない
- 積立を淡々と続ける
という今のスタイルにたどり着けました。
出遅れたかと言われれば、間違いなく出遅れました。
でも、今さら嘆いても仕方ありません。
目指すはサイドFIRE。
ここからが本番です。
当時の自分の勘違いまとめ
当時の自分は、こんな勘違いをしていました。
- 投資で本気で資産を増やせるとは思っていなかった
- 元本が少ないと意味がないと思っていた
- 短期売買こそが投資だと思っていた
では、今ならどうするか。
- 毎月の積立投資を最優先にする
- 配当金は使わずに再投資する
- 長期目線で保有する
- 相場を毎日見ない
これだけです。
シンプルですが、これが一番難しく、一番効果があります。
最後に
もしタイムスリップできるなら、当時の自分にこう言います。
「相場は毎日見なくていい。短期じゃなく、長期で考えろ」
そして今の自分にはこう言い聞かせています。
「家族の生活を犠牲にするな」
資産形成は、人生を豊かにするための手段です。
目的ではありません。
あの頃の勘違いがあったからこそ、今があります。
これからも失敗や後悔を隠さず、実体験ベースで発信していきます。
よし、まだまだ行きます。
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