1回目の暴落は、今でもはっきり覚えています。
保有銘柄は1週間で−18%。
含み損は約70万円。
夜23時。
子どもを寝かしつけたあと、布団の中で何度もチャートを更新してPTSで
株価が上がっていないか確認していました。
「明日は反発するかもしれない」
「でもこのまま下がったらどうする?夜間に売ってしまうべき?」
心臓がドクドクして、眠れない。
スマホの光だけがやけに眩しかった。
あの時の自分は、資産が減ったことよりも、
“自分が間違っていたかもしれない”という恐怖に支配されていました。
1回目の暴落(スイングトレード時代)
当時はスイングトレード中心。
流れはこうです。
短期売買
↓
値動き=成果
↓
下落=失敗
↓
焦って損切り
↓
メンタル崩壊
値動きがすべてでした。
だから下がると「自分の判断ミス」。
自分を否定されたように感じていました。
含み損が拡大すると、冷静な分析は消えます。
チャートは敵になり、ニュースは恐怖材料にしか見えない。
そして結局、底付近で損切り。
数日後に反発する株価を見て、さらに自己嫌悪。
暴落そのものより、“ブレブレの自分”が一番つらかったのです。
冷静になれなかった本当の理由
なぜ冷静でいられなかったのか。
理由は単純でした。
「暴落」が原因ではなく、投資の軸がなかったことが原因だった。
・なぜその銘柄を買うのか
・株価がどうなったら売るのか(利確・損切り)
・生活資金とのバランスはどうか
すべてが曖昧でした。
だから値動きに振り回される。
今振り返ると、あの頃の自分は“利益”を追っていたのではなく、
刺激を追っていたのかもしれません。
下がるかもしれない恐怖がアドレナリンを生み、取引を繰り返す。
投資は手段なのに、目的になっていた。
この気づきが、後の高配当投資への転換につながります。
2回目の暴落(高配当投資)
2回目の暴落は、まったく違いました。
評価額はまた大きく下落。
それでも、夜中にチャートを見ることはありませんでした。
なぜか。
- 配当は減っていない
- 生活防衛資金は確保している
- 投資は余剰資金のみ
だからです。
「株価は下がったけど、配当は出る。」
むしろ、
「利回りが上がった。買い増しのチャンスかも。」
同じ暴落なのに、感情は真逆。
ここで大事なのは、
高配当だから冷静だったわけではないということ。
自分の生活リズム、仕事と育児で忙しい現実、
サイドFIREを目指すという目標。
それらと「投資スタイル」が合っていた。
自分で決めた投資スタイルで、自分で決めた銘柄の取引。
だから、ブレなかった。
結論:暴落は“適性検査”
暴落は怖い。
でも、もっと怖いのは自分に合っていない投資を続けること。
暴落は、あなたの投資スタイルを試す試験のようなもの。
合っていれば続けられる。
合っていなければ壊れる。
私の場合、スイングは刺激的でしたが、
父親としての生活には合っていませんでした。
高配当投資も万能ではありません。
- 減配リスク
- 景気敏感銘柄の変動
- 銘柄集中リスク
当然あります。
それでも続けられているのは、生活と投資が噛み合っているから。
結局、最強なのは“儲かる投資”ではなく、
“続けられる投資”なのだと思います。
もし今、暴落で苦しいなら。
問いかけてみてください。
「この投資、5年後も続けられるか?」
答えが曖昧なら、
見直す価値はあります。
暴落は敵ではありません。
自分を知る、最高の機会です。


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